ビデオゲーム売り場再現コーナーもすごかった!京都・城陽市の歴史民俗資料館にて開催中の「CONTINUE2 -ゲームの書籍と文化-」に行ってきました!



このおもちゃ屋さんのビデオゲーム売り場再現コーナー、最高でした…!

というわけで先日もご紹介した城陽市歴史民俗資料館にて9日から開催されている
ゲーム関連書籍から、ゲーム文化の成り立ちと経過を振り返る展示
「CONTINUE2 -ゲームの書籍と文化-」に行ってきました!

2018年に同じ場所で開催されたゲーム関連の展示もレポを書かせていただきましたが、
今回も学芸員の方から許可をいただきましたので
ざっくりとお写真で展示内容をご紹介したいと思います!

 
会場は、文化パルク城陽西館4階の城陽市歴史民俗資料館
入り口の大きな看板が目印です!


まず会場を入ったところには、当時のおもちゃ屋さんのゲーム売り場を
再現されたスペースがありました!これはすごい!


手前のショーケースの中には、電子ゲームがいっぱい!
電源が入っているものも多く、あのなつかしい音が響いていました…!ときめく!


こんな感じで、当時のおもちゃ屋さんにたくさんのゲームソフトやボードゲーム、
プラモデルなどが並んでいたあの雰囲気が再現されています。
見てるだけでワクワクしちゃいました!


そして展示室に入ると…
まずはゲーム機本体とともに、その頃発行されたゲーム雑誌を
年代順に並べられた展示が!

古くはゲームパソコン系からファミコン、メガドライブ、ネオジオなどから…


プレイステーション、3DO、セガサターンやバーチャルボーイ、
サテラビュー、ドリームキャストやXboxなどなど、
昔は様々な種類のゲーム雑誌があったんだな…と感じるボリュームの展示です!
最近は、ゲームの雑誌ってぜんぜん発売されなくなっちゃいましたよね…
とちょっと寂しさも感じたり…


中にはちょっとあやしい本体も…?


また、こうやって開いて並べられている雑誌については、
それぞれ印象的な記事のところなどを中心に展示されているとのことです。
会場に足を運ばれる予定の方は、このへんもじっくり見ると楽しいのでぜひ!

ファミマガ64創刊号にスーファミのドラクエ3の情報が載っているのとかも
なかなか味わい深いですね…


Wiiの展示のところにさりげなくセンサーバーが設置されているのも
遊び心があって楽しかったです!気づいた人はすごい!


また、別のコーナーでは、ハンディゲーム系のゲーム機とゲーム雑誌を並べた展示も
展開されていました。ゲーム電卓系の本もあって素敵!


こちらは学年誌のコーナー。当時は私も夢中で読んでいたものですが、
これも今となってはなかなか入手が難しい貴重な雑誌ですね…!
小学六年生に向けてMSX2の詳しいスペック表とか載ってるの最高だと思います


そのとなりには、攻略本のコーナー!
「京都」がテーマになっているゲームの攻略本が年代順に展示されていました。
やはり京都といえば山村美紗サスペンス系!
あとセンチメンタルグラフィティがあるのもとてもいいですね…!


また、ここ城陽市が掲載されたマップが付いているという
『遥かなる時空の中で』のエリアガイドも展示されていました。
なかなか城陽市が出てくるゲームや攻略本が無く、この本が唯一かも?
とのことでした!貴重!


また、ここのモニターでは前回のイベントの様子を流される予定があったそうですが
機械の調子が悪く、7月10日現在では調整中になっていました。今後に期待…!


こちらは番外編のコーナー。
雑誌や攻略本に含まれない、その他のゲーム関連書籍のトピックを展示され、
展示替えも行われる予定とのこと。

前回の小樽のゲームの本の展示ではできなかった、
漫画やゲームブックについてなどを、こちらで展示されるご予定とのことです!


というわけで現在の展示は、ゲームマンガ!
少年・少女マンガに分けて展示されていました。
ファミコンまりクンかわいいですよね…!


来場者の方のメッセージボードもあったのですが、
私はこのファミコンまりクンのファンアート的なものを描いてきました!
会場に行かれたみなさんもぜひゲームの思い出を残していきましょう〜!


そしてこちらは、同人誌のコーナー!
ゼビウス10000000点への解法やゲームフリークや
同人誌の始まりともいわれる1885年に創刊された「我楽多文庫」などの
貴重な同人誌が並んでいました。はじめて生で見る同人誌もあってアツい…!


また、中央にはスペースインベーダーやゼビウスなどのゲーム筐体の展示も。
さらにその横にはひっそりと、攻略本の元祖とも言われる「インベーダー攻略法」も
展示されていました!神々しい!


こちらは外のショーケース。
「ゲーム関連の特集をされている一般の雑誌」の展示がありました。
このジャンルは私も大好物です!


1986年の朝日ジャーナルには、冒頭でご紹介した、
会場の入り口に再現されていた当時のおもちゃ屋さんの写真も掲載されていました。
有名なあの写真ですね…!


また、壁には城陽市やその付近のゲームセンターなどの思い出マップも!
昔のゲームコーナーなどの思い出はなかなか残っていくことが難しいので、
こういったかたちで記録されていくのは有意義だと思います…。
地元の方はぜひ情報を書き残していってください!


もうひとつ壁にはゲーム書籍関連の年表も掲示されていました。
こちらは、ゲーム機やゲームソフトの発売日や雑誌・書籍の発売日、
そしてここ城陽市のできごとを年代順に並べられたもの。
この頃こんなことがあったなあ…と振り返りながら見ると楽しそうですね!


そして今回の図録はこちら!
受付にて390円で販売されていました。

担当の方によると、残念ながら今回は図録の通販をされるご予定が無い
とのことなので、現地に足を運べる方はぜひ会場でゲットしてください…!


参考までに、目次をご紹介させていただきますね。


ページ数は18ページ、全カラーで、今回展示されたゲーム関連書籍について
代表的なものが紹介されています。


こちらは図録限定で掲載されているという、
「ゲームマシン」の記事に見る京都のゲームセンターについての記事。
地元の方はきっと懐かしくなるのではないでしょうか…!


というわけで文化パルク城陽西館4階の城陽市歴史民俗資料館で開催中の展示
「CONTINUE2 -ゲームの書籍と文化-」、とっても楽しませていただきました!

どの展示も興味深く拝見しましたが、とくにゲーム機とゲーム雑誌が
並べられている展示は、ゲームの歴史も分かりやすく、
大人だけでなくお子さんも一緒に楽しめる展示だと思います!
また、個人的にはぜひ開いて展示されている雑誌の中身などをじっくりご覧いただくのを
おすすめしたいと思います!遊び心のあるチョイスが感じられて面白いので…!

そして今回の展示では、実は私も蔵書のいくつかでご協力させていただいています。
気になった方は、ぜひ現地に足を運んでみてください!

会期は9月4日(日)までで、講演会やワークショップ、
展示替えなどのご予定もあるようですので
詳しくはぜひ公式サイトも併せてチェックしてみてくださいね。

JOYOエコミュージアム・令和4年度夏季特別展
「CONTINUE2-ゲームの書籍と文化-」

■趣旨
ビデオゲームと呼ばれるコンピュータを用いたゲームが日本に登場して
50年ほどが経過しますが、この間、様々なゲーム機とゲームが発売されるに
とどまらず、ビデオゲームの多種多様な楽しみ方が生まれ、
ビデオゲームの文化が誕生したといえます。この展示では、ビデオゲーム黎明期に
生まれたゲームの同人誌から始まり、その後発展したゲーム雑誌や
ゲームの攻略本等のゲーム関連書籍から、ゲーム文化の成り立ちと経過を振り返ります。

■会期
令和4年7月9日(土)~9月4日(日)
ただし、7月11・19・20・25日、8月1・8・12・15・22・29日は休館

■会場
城陽市歴史民俗資料館(五里ごり館)特別展示室
〒610-0121 京都府城陽市寺田今堀1番地(文化パルク城陽西館4階)
TEL:0774-55-7611
FAX:0774-55-7612

■開館時間
10:00~17:00まで(入館は16:30まで)

■観覧料金
個人: おとな 200円 小・中学生 100円
団体観覧(20名様以上):おとな160円 小・中学生80円
プラネタリウムとの共通観覧の場合(個人): おとな140円 小・中学生70円
プラネタリウムとの共通観覧の場合(団体) :おとな110円 小・中学生50円


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