ファミコンと女の子の組み合わせは、とってもかわいい…!
というわけで今回ご紹介するのは、ファミコンを題材にした少女漫画、
うえだ未知先生の「ファミコンまりクン」!
昭和61年5月から11月まで、「ちゃお」の別冊ふろくに掲載されていたもので
『スーパーマリオブラザーズ』編が4話、
『マイティボンジャック』編が3話と、ぜんぶで7つのお話があります。
この別冊ふろく、私もちょっとずつ集めていて
いつかサイトでご紹介したいなあと思っていたところ
友人のライターの冨島宏樹さんから「全巻揃えた」というお話を聞いて
なんとそのまま貸していただいてしまったのでした!
貴重なご本をありがとうございます!
というわけで、ほんのちょっとだけお写真で
ストーリーをご紹介していきましょう。
このコントローラーを持ったまり子の扉絵もかわいい!
主人公のまり子はファミコンが大好き。
「かあいーでしょ!」「つくったんだぞーい」、
「むぉーっとかぁーいんだぜいっ」
などなど、時代を感じる台詞回しがたまりません。
ファミコン好きなまり子が気になっている男の子は、ファミコン名人の桃木くん。
いつも、ちょっぴり意地を張っちゃったりして
なかなかうまく気持ちを伝えられないようですが…
そんなある日、ひょんなことからまり子は突然
『スーパーマリオブラザーズ』の世界に迷い込んでしまうのでした!
少女漫画なのにこの急展開の方向がすごい!
桃くんに聞いていた攻略を思い出し、
なんとかスーパーマリオの世界を攻略していくまり子。
なんかこう地味にマップとかちゃんと描いてあるので
攻略本代わりにもなりそうですごいです
なんと、ゲームをクリアしないと
この世界から出ることが出来ないみたい?
そしてラストのクッパ大王では…!?
このへんのあとはちょっとネタバレになりそうなので
ご紹介はここまでにしておきましょう!
機会があればぜひ君の目で確かめてみよう!
ちなみにこのファミコンまりクン、
「スーパーマリオ」編は3話で完結ですが、
4話めに、ちょっとした番外編があります。
こちらは、桃くんが画面に入っちゃったまり子を操作しつつ
ウラワザを教えてくれちゃう、というようなお話でした。
続いて、5話めからは『マイティボンジャック』編。
ライバルの女の子、ひろみも登場して、少女漫画っぽくなってきた!
マイティボンジャくん、かわいい
こちらは桃くんに借りた『マイティボンジャック』を、
自分からファミコンの画面に入って練習しようとするまり子。
えっそれ特技だったの!?
こちらもマリオのときと同じく、わりと詳しいマップつきで
楽しい攻略が繰り広げられていきます。
いっぽうライバルのひろみは、桃くんを自分の部屋に呼んで
『マイティボンジャック』を教えてほしいとせまります。
ライバルの子が積極的になる、少女漫画ではよくあるこういうシーンに
ファミコンが絡んでるところがたまりませんね
そんなとき、なぜかこのタイミングで、
まり子の居た『マイティボンジャック』の世界が
ひろみの家のテレビにつながっちゃった!
なんやかんやあって、ひろみもゲームの中に入っちゃって
一緒に『マイティボンジャック』を攻略することになっちゃった?!
などなど、とっても楽しいお話でした!
なお、この別冊ふろくのコミックスには、ファミコンまりクンだけでなく
それぞれの他の漫画家さんの短編漫画も一緒に載っているのですが
5冊目のこの本だけは、なぜかすべてファミコンネタの漫画が4話掲載されている
ので、ちょっとだけこの本の中身もご紹介しましょう!
こんな感じで、『忍者じゃじゃ丸くん』、『バイナリィランド』、
『グーニーズ』、『スーパーマリオブラザーズ』
の4つのゲームが、それぞれ短編漫画として掲載されています。
当時の少女漫画っぽいこの雰囲気でファミコン漫画とは、
最高じゃないですか…?
こちらでは『バイナリィランド』の漫画のひとコマをちょっとだけ!
ベタなネタですが、少女漫画で描かれていることによる趣がありますよね…
そして余談ですが、今回ご紹介した「ファミコンまりクン」は
別冊ふろくの最初の3冊にて掲載された「スーパーマリオブラザーズ」編の3話のみ、
てんとう虫コミックスの「みらくるミミkun」3巻と4巻に
前編と後編に分けて編集されて掲載されています。
うえだ未知先生の漫画は私はほんと世代どストライクで
みらくるミミkunも超読んでたので懐かしさがやばいですね…
こんな感じでよみきり漫画として掲載されています。
上でご紹介した、別冊ふろくの4冊めの番外編は掲載されていないようです。
(まりくんとまりクンの表記のゆれが!)
この「ファミコンまりクン」を読んでみたい方は、
ちゃおの別冊ふろくのほうを探されるよりも
ひょっとしたらこの「みらくるミミkun」の3巻と4巻のほうが入手しやすいかも、
と思い併せてご紹介してみました。気になった方はぜひ!
ちなみに、現在みらくるミミkunはKindleでも出ていますが
「ファミコンまりクン」はKindle版には掲載されていなかった件も
併せてお知らせしておきます。ざんねん!もくじが黒い!
(※画像はKindle版の「みらくるミミkun」3巻もくじより引用)
なんか権利関係の何かとかあったんでしょうかね…
また、この別冊ふろく全巻を貸してくださった友人のライターの冨島宏樹さんは、
先日発行された、サークル或隠舎様の同人雑誌『気刊タウ』にて
この「ファミコンまりクン」の全話レビューも書かれているとのこと。
『気刊タウ』は、ゲーム探偵団様でお取り扱いもあるようですので
気になった方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
●追記
記事を見ていただいた方から、Twitterにて
「マイティボンジャック編」は、同じくうえだ未知先生の
「ゆう&YOU」の4巻に掲載されているとの情報をいただいたので…
さっそく購入してきました!
もくじにもしっかり「ファミコンまりクン」の文字!
こんな感じで、作者の方の注釈(絵がかわいい)とともに
しっかり掲載されていましたので併せてお知らせしておきます!
気になった方はぜひ併せて探してみてくださいね♥
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